この痛みは何?
この痛みは何????
この痛みはどこから来てるの?
そう思ったことはありますか?
急に痛みが出てどうしたらいいかわからない
そんな時に冷静にチェックしてみてください。
救急車を呼ばないといけない場合もあります。
私が問診するときはいつも内臓由来か筋肉由来か疑うようにしています。
もし内臓由来であり、病院で検査をしていないようであれば
病院で検査することを促し
東洋医学の力を使って回復のお手伝いをします。
筋肉由来であるなら
筋肉のバランスを整え、痛みが回復するようにしていきます。
内臓由来か筋肉由来か疑ってみましょう!
チェック✔
☑痛みの原因に思い当たる節がある(頭を打ったなど)
☑痛みの出てる場所はどこか?
☑痛みの種類はどうか?
☑その痛みの度合いは変化しているか?
(痛みが増加?減少?変化なし?)
それぞれの対応を下記で説明していきます。
☑痛みの原因に思い当たる節がある
◎24時間以内にスポーツや転倒などで頭を打った記憶がある。
このような人はまず、家族の人や一人暮らしの人はだれか友達にでも
今晩は様子を見てもらってください。
急に様態が急変する場合があります。
何かあれば、救急車(119)を呼んでください。
◎足や手をくじいてその時は痛くなかったけど時間がたつと痛くなった。
痛みが後から増すことはよくあります。
その時痛くなかったからといって安心してはいけません。
その時は微小な筋肉や靱帯の損傷でも
繰り返しの運動で傷が拡がっていきます。
スポーツをした後は痛みがあるないに関わらずアイシングをすることをお勧めします。
マラソンランナーなどゴール後にアイシングをすると
次の日が全然違うという声をよく聞きます。
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☑痛みの出てる場所はどこか?
痛みが出ている場所は大事ですよね。
痛みの場所で疑われる病気もあります。
代表例を挙げておきます。
【頭】
頭痛は、内科系の病気がもっとも多いですが
脳や神経の病気はいうまでもなく
目・鼻・耳・口やあごの病気、婦人病などでも起こります。
急性の頭痛は、ウイルス感染によるかぜ。
くも膜下出血や脳出血が起こると、頭全体の激しい頭痛が生じ、意識を失うこともあります。
【胸】
持続したりくり返したりする胸痛は、胸のまわりの筋肉や神経
胸のなかの心臓や肺・胸膜などの病気、大血管や食道の異常などで起こります。
重い物を持ったり、急いでいたり、坂道をのぼるとき
数分間、胸の中央付近が圧迫されるように痛むのは
狭心症の可能性が、さらに激しい胸痛がおさまらずに冷や汗も伴う場合は急性心筋梗塞の可能性があります。
【腹部】
細菌性食中毒のときには発熱を伴い、嘔吐(おうと)や下痢の症状が激烈です。
腹部外傷や、腹部大動脈瘤(りゅう)の破裂では、激しい腹痛とショックを伴います。
便通がなくガスも出ず、腹が鳴って痛み、腹がふくれ、嘔吐(おうと)が始まればイレウス(腸閉塞)を疑います。
最初は左右の下腹部や上腹部の痛みで、ある時期を境に腹部全体が痛み
腹がはって嘔吐し、熱が出たら急性腹膜炎が疑われます。
いずれも、すぐに医療機関を受診すべきです。
注意!!
下記のような痛みの場所と実際の悪いところが違うケースも
【左肩→狭心症、心筋梗塞のサイン】
【腰→大動脈解離、膵炎、尿路結石の可能性も】
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
次の項目で説明していきます。
☑痛みの種類はどうか?
痛みは様々な種類があります。
大きく【体性痛】と【内臓痛】について説明します。
【体性痛】
痛みの部位が限局していて、疼くような痛み、刺し込むような痛みと表現される痛みが出現する。
これは、表面で温度を感じる痛みや骨、靱帯、筋肉などの痛みを感じる神経が関与しています。
ちょっと詳しく
【骨が折れたとき】→今まで経験したことないような激痛、動かすと痛いので動かしたく無い
【靱帯の痛み】→おもだるいような痛み
【神経の損傷】→熱く、すばやく走る感じ、ピリピリとする
【血管の閉塞】→おもだるい、冷たくなる、感覚がなくなる
【内臓痛】
痛みの部位が明確でなく、締めつけられる痛み
特有な不快感を伴う痛み。
速い痛みと遅い痛みの区別が明確ではない疼く痛み。
体性痛に比べて局在が不明瞭で、性質がはっきりしないことが多い。
先ほどの
【左肩→狭心症、心筋梗塞のサイン】
【腰→大動脈解離、膵炎、尿路結石の可能性も】
はなぜおきるかわかりましたか?
内臓痛を伝える神経は
体性痛を伝える神経と脊髄で合流して、脳につながります。
そのため内臓の痛みを体性痛と脳が誤って認識し
心臓の痛みでも肩やあごが痛い
というように感じてしまうのです。
☑その痛みの度合いは変化しているか?
(痛みが増加?減少?変化なし?)
では痛みの変化はどうですか?
まず動かしてみて痛みが
【増加】→筋骨靱帯などの体性由来の痛みが多いです。
まずは冷やすことを優先して病院や整骨院に行きましょう。
お近くにない場合ご相談ください。
【変化なし】→これは救急車や病院に行くことをお勧めします。
なぜかというと、痛みが変化ないということは内臓由来の痛みが多いからです。
緊急手術となることも少なくありません。
次は、内臓由来でない場合、時間的に痛みの変化を観察しましょう。
【増加】→2.3日は増加することもあります。
まずは、病院に行き診断してもらいアイシングを家でもしましょう。
【減少】→回復傾向にあります。
【変化なし】→症状の慢性化
疾患が治癒した後も持続している痛み
慢性痛は、元々の病態像が取り除かれたにもかかわらず、痛みが遷延し
中枢神経系に生じた可塑的変化や心理学的機序による
歪みが生じた、明らかな神経系の異常と考えられます。
分からないことがあれば、問い合わせくださいね。
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