鍼灸治療後のもみ返し?
鍼灸治療後のもみ返し?
鍼灸治療を受けた後に、マッサージを受けた後にもみ返しがくるみたいに
「鍼・灸当たり」と呼ばれる、治療後にだるさや疲労を感じたり、気持ち悪くなることがあります。
これはしばらくすると自然に回復してきます。
この「鍼・灸当たり」は好転反応と呼ばれるものです。
好転反応とは?
鍼灸治療を受けた後、身体が回復へ向かう際に
「好転反応」と呼ばれる症状が出る事があります。
全身の血流がよくなり、新陳代謝が高まっていきます。
身体の修復機能や免疫力が高まると
身体は鍼灸の刺激にもとても良く反応し
鍼を打ったところに赤みを伴った発疹や痒みが現れる場合や
不快な症状が出ることがあります。
しかし、安心してください。
からだが回復しようとしているのです。
大体、2.3日で症状もおさまってきます。
好転反応の代表的な症状
◎かゆみ、発熱、発汗、眠気、倦怠感
頻尿、排便増量、生理出血の増量
吹き出物、ニキビ、など
症状は、上記以外にも人によって様々です。
もし現れたとしても、「鍼灸治療が合わない」と思わず
身体が正常に向かってくれてるだと
思ってください。
鍼灸施術を受ける際の注意点
施術後
お酒はは普段より血流がよくなってるのでほどほどにしてください。
お風呂ものぼせやすくなっていますので、お気を付けください。
熱いお湯につかるなどはお控えください。
なるべくシャワーだけなどをお勧めします。
激しい運動は避け、ゆっくりお休みください。
水分補給を意識して取ってください。
1回の治療では痛みが取り切れなっ方場合
治療後一時的に悪化したかのような症状が出ることがあります。
痛みがひどくなったり、気分が悪くなったりすることがあります。
これらの症状は通常数日で治まりますが
治療後3日程度経っても痛みが引かない場合は、
痛みが強く出ている時に再び刺鍼すると、
痛みがピタリと治まることがあります。
1⃣ 弛緩反応
症状 :だるい、眠い、倦怠感
今まで調子が悪かっ身体の部位が、本来の機能を回復しはじめる最初の段階です。
身体の機能や自律神経などが、不調な状態から
正常の状態に戻ろうと動き出している時期といわれています。
一気に血液循環がよくなり
身体の機能が悪い状態から良い状態に戻っていこうと反応します。
2⃣ 過敏反応
症状:便秘、下痢、痛み、はれ、発汗
慢性的に痛みがある所が良い状態に戻ります。
まずは最も症状の強い場所が反応し
そこが治り始めると、
次に症状の強い場所が反応が出始めます。
よく、治療していると痛いところが変わった
ということがよく見られます。
3⃣ 排泄反応
症状:発疹、皮膚の変化、吹き出物、尿や便の色・量の変化など
細胞が活性化されることで体の解毒作用が表れ、
身体でいらなくなった老廃物・疲労物質などの分解・排泄機能が活性化されます。
アレルギー体質の方やお薬を服用されている方は反応がでやすい可能性もあります。
4⃣ 回復反応
症状 :発熱、痛み、吐き気、腹痛、動悸
停滞していた血流が急激に改善され
悪い血流が一時的に身体を巡り始めるとされています。
これは、身体が良い状態にしようする反応です。
この時期を乗り越えることで、
身体の状態は調子よくなっていきます。
最後に
鍼灸治療で体調が悪くなった方
正常の反応でもありますので
是非、怖がらず
治療を続けてみてください。
もちろん、体調が悪くあった旨を
担当の先生に報告してあげて下さい。